春がおすすめの雑草対策
寒さがゆるんでくると気持ち良い日差しの中でお散歩や土いじり、冬の間のマイカーの汚れを洗車などなど……。春は外で活動的に過ごしたくなってきますね。
しかし人間に限らず、春は虫や植物にとっても活動開始のシーズン。砂利のすき間やコンクリートたたきの際から際限なく出てくる、雑草の対策にクローズアップしてみます。
そもそも雑草はどこから来る?
家庭に生えてくる雑草のほとんどは種から芽を出して成長する種子植物です。
種自体が小さく、風にのって飛んでくるものや、鳥類の糞に混ざって落ちてきたものが砂利やコンクリートの隙間に挟まって発芽し、雑草として成長していきます。
種が原因ではあるのですが、自然に種が飛んでくるのを防ぐのは不可能です。種だけをほうきなどで取り除くのも現実的ではないため、対策方法は「発芽して生えたものを抜く」または「種を発芽させない」の2つになります。
春が雑草対策におすすめな理由
出始めの雑草はかんたんに抜くことができる
草むしりで雑草対策する場合は、根っこも残さず抜きさるのが理想的。途中で折れた根からも再生し、また生えてきてしまうため、何回むしってもキリがなく伸び続けます。
ある程度成長してしまった草の根は深さが10cm以上にもなります。手だけで折らないように抜くのはかなり難しいですし、シャベルなどで掘り起こして抜くのも大作業です。2~3本だけならできそうですが、無数に生えてきますからね。
一方で芽吹いたばかりの雑草は根が1cmにも満たないものも。指先ひとつでかんたんに根っこから除草できます。
月1回程度、新たに芽吹いた雑草を抜いていく作業は必要になりますので、それも面倒だという方は除草剤の使用をおすすめします。
除草剤の効きが強い
除草剤には2タイプあります。
① 葉や茎を枯らす除草剤
「茎葉処理剤」というタイプで、すでに生えている雑草にかけるタイプの除草剤です。即効性はありますが、効果はあまり持続しません。こちらは春よりも夏に伸び切った雑草の処理に活躍します。
「ラウンドアップ」という商品が有名です。ホームセンターなどで気軽に購入できます。
② 種の発芽を抑制する除草剤
「土壌処理剤」というタイプ。草が生える前なら強力な除草効果が持続します(半年以上)。
土壌処理剤は生えてしまった雑草には効果はあまりないのですが、春の何も生えていない状態に撒くと、まさしく草も生えない状態をキープできます。
「ネコソギ」という商品が有名で、こちらもホームセンターなどで購入できます。
注意:土壌処理剤の使用は説明をよく読んでから
土壌処理剤は雑草の除草・防除には非常に強力な効果があるのですが、性質的に一度撒いた土では、効果がなくなるまでガーデニングや家庭菜園などは出来なくなります。
また、撒いた場所の近くに田畑や地植えの植物がある場所では、そちらにも影響が出ることがあります。
- 隣地が畑や田
- 隣家の庭に木が植えられている・ガーデニングしている
- 斜面になっていて雨水が他所の土地に流れる
このような場所では使用できない可能性があります。近隣とのトラブルになることもありますので、除草剤の裏面の注意をよく読んでからご使用ください。
Written by
きたやましんご
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