【春メンテ】屋根の塗り替え時期の見分け方
屋根の素材はトタンやガルバリウム鋼板が一般的ですが、どちらも塗装なしではサビてもろくなる金属製。サビが進行すると雨漏りの原因にもなります。大きくサビてしまうと塗装ではサビの進行を抑えきれず、屋根の寿命を大きく縮めることにも。
屋根自体の寿命は2~30年と言われていますが、きちんと塗り替えを行った場合が30年の見積もりです。屋根の塗装ひとつで10年も寿命が変わるのです。塗装の傷みを見極めて、長持ちさせたいものですよね。
屋根の塗装の寿命はどのくらい?トタン屋根の塗装は7~8年、ガルバリウム鋼板の塗装は15~20年が寿命と言われていますが、あくまで目安です。寒さが厳しかった冬・酷暑で日照りが続いた夏には劣化が速く進みます。「まだ〇年だから大丈夫」とたかをくくらず、実際に目で見て判断したいところです。
濡れている屋根はかなり滑りますので、晴れて屋根が乾いている時に登ってみてみましょう。
屋根の塗装のダメージはどうやって見分けるの?わかりやすい塗り替え時期のトタンがありましたので写真に収めておきました。
もともとは水色の塗装だったと思われますが、表面が白く粉をふいたようになっているのが「チョーキング」と呼ばれる状態。このような、チョーキングが確認できたら塗り替え時期です。
屋根塗装の劣化の進行はこんなイメージです。
全体に膨れが出る前でも、風や雪などの影響で引っかき傷のような塗装ハガレができる場合もあります。ハガレが大きいようなら、屋根のためには早めに塗り替えを行いたいところです。
塗り替えの季節はいつがいい?屋根に使われる塗料は濡れている状態では塗れず、5℃以上の気温がないと乾きません。乾燥している春から梅雨入りまでの時期がベストシーズンです。
春に塗替えするには、春先には塗り替えが必要かどうか見ておく必要があります。雪下ろしで屋根に登る機会はあるかもしれませんが、雪がない時期に登ることはあまりないのでは。屋根のトラブルも人間の病気と同じで、早期発見早期治療が有効です。雪が溶けたころを見計らって、天気のいい日に屋根のチェックをしてみましょう。
くれぐれも足元にはお気をつけて!