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100均のコンパウンドで水回りをピカピカにする

毎日きれいに拭いているはずなのに、なんとなく汚れて見えるシンクや浴室の水回り。そこはかとなくただよう生活感の原因は金属パーツのクスミが原因かもしれません。

人間の目は一番最初に金属の光沢に目が行くようになっているそうで、金属の部分を磨くだけで見違えるほどピカピカに見えるようになります。100均で買えるグッズできれいに磨いてみましょう!

ステンレスが汚れて見える原理

鋼の材料の種類で、赤いサビが出にくいようにスズやクロムやモリブデンを混ぜて合金にしたものの総称が「ステンレス」と呼ばれています。正式な素材の名前としてはSUS410・SUS304など用途によってバリエーションが無数にあります。

赤サビは出ませんがステンレスも鋼の一種なので、常に表面が酸化しています。酸化した部分が強い膜を作って内部に酸化が進むのを防ぎ、さらに有害な金属が溶け出すのも防いでくれています。

水や塩・アルカリ性の物質などが残っていたり、直火にかけて使うなべなどは酸化膜が分厚くつくことが稀によくあります。厚さにムラがあると色が違って見え、これがステンレスが汚れて見える原因になっています。(クロムメッキの金属パーツも同じ原理で汚れます)

100均のコンパウンドでステンレスを磨こう

「汚れ・サビ スッキリ!」が商品名なんでしょうか。一般的に「コンパウンド」と呼ばれる研磨剤が100均で入手できます。純石鹸と研磨剤の微粉末を練り込んだものですので、おなべや金属食器などにも使用できます。近場のダイソーでは洗剤コーナーではなく自転車・DIY・塗装のコーナーに並んでいました。

蓋を開けるとこんな感じです。

少しふやけた石鹸のような、指で取れる程度のペースト状になっています。

コンパウンドの使用量・使い方

キッチンペーパーや布にすこしだけ取り、磨き込んでいきます。軽く磨く場合は1回で使う量は耳かき1~2杯程度。使い切るのには相当な期間がかかりそうです。コンパウンドが少し硬いときはキッチンペーパーを軽く濡らして使うと磨きやすくなります。

磨くと出てくる黒いペースト状のものは、汚れではなく金属の粉末です。永遠に出続けますので、磨き過ぎはNG。

コンパウンドが使えない場所もあります。

  • 塗装やコーティングがかかっている部分(フッ素コート、ホーローなど)→ コーティングがとれてしまう
  • 樹脂 → ボロボロ・ガサガサになってしまう

特に混合水栓のレバーはプラスチックにメッキでステンレス風になっていることも多いです。割りばしで軽く叩いてみて金属音がするかどうか試してみたり、目立たない部分を磨いてみるなどしてみてください。

キャンプ用品を磨いてみる

キャンプのお供、スキットルを磨いてみます。

15年くらい使っているスキットル、最後に磨いたのはいつのことか……。側面は小キズが目立ち、上面は水濡れの跡で結構汚れてます。

キッチンペーパーに耳かき2杯程度の量のコンパウンドをとり、5分ほど磨いて水洗いした結果がこちら↓

なかなかきれいになりました。

なべも磨いてみる

サムネのなべも磨いてみました。こちらは面が広いので耳かき2杯程度を5回使って磨いています。

あまりの光沢のためおっさんがおもいっきり写り込んでますので、小さい画像で失礼します。

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きたやましんご
きたやましんご

自転車のホイールもこれで磨いてます。