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お掃除エクササイズで代謝アップ

外出自粛の広まりから、運動不足解消にエクササイズや筋トレが世界的に流行していますね。短時間で騒音も少なめの無酸素運動の方が取り組みやすく人気な反面、ダイエットに有効だということはわかっていても、時間もかかるし騒音も出やすいため、敬遠する人が多い有酸素運動。

ダイエット目的の有酸素運動ではウォーキングやランニングが一般的ですね。しかし外出もままならないご時世では外を走るのも気を使いますし、自宅にランニングマシンは場所もお金も大変です。

ランニングやウォーキングほど強度は高くないのですが、

実は家事の多くは有酸素運動なんです。

意外と高い!家事の消費カロリーランキング

例として、体重50kgの人が10分間家事を行った場合の消費カロリーをまとめました。

家事の種類 消費カロリー
洗濯 18 kcal
料理 18 kcal
皿洗い 16 kcal
片付け 26 kcal
買い物(徒歩) 26 kcal
掃除機がけ 29 kcal
モップがけ 31 kcal
風呂掃除 31 kcal
床の雑巾がけ 35 kcal

「え?これっぽっち?」と思われるかもしれませんが、10分間だけ行った場合のカロリーです。

消費カロリーは体重・運動した時間・運動の強さで増減します。この中で、「運動した時間」が重要です。「時間がかかればかかるほど消費カロリーが増える」ので、時間がかかってめんどくさい家事ほど消費カロリーが高くてダイエットになると思うと、なんだかやる気が出てくるのは私だけではないはず。

料理や片付けは一日に数回・30分以上かかることも多い家事ですし、お買い物も10分では回りきれませんよね。洗濯も家族が多いと、一度で回しきれないこともしばしば。わが家では一通りの家事をこなすと、およそ350~400kcalを消費する事ができる計算でした。

板チョコ1枚で280kcal、ショートケーキ1個で340kcalですので、消費カロリーは小さくないですよね。

もっと熱くなりたい!
ワンランク上のお掃除エクササイズ

上記の消費カロリー一覧表をみてみると、最も消費カロリーが大きいのは雑巾がけ。かがみ込む姿勢が多く立ったりしゃがんだりを繰り返すため、下半身を中心に運動効果はバツグンです。

しかし現在ではフロアワイパーでお掃除するのが一般的になっていますので、あまり床の拭き掃除はしていないというご家庭も多いと思います。ダイエット効果だけでなく、フロアワイパーでは取り切れない、フローリングにこびりついた汚れや油汚れも落とせる水拭き。お掃除としても大変優秀です。

水拭きのコツ

水拭きは必ずから拭きとセットで行います。水拭きだけだとフローリングが乾くまでにホコリが付着し、そのまま固まってしまうため、ザラザラとした汚れが残ってしまいます。

①「水拭き」と言っていますが、実際はぬるま湯で行ったほうがフローリングの乾きが速いためおすすめです。ぬるめのお風呂程度のお湯で拭いていきましょう。汚れが酷い場合はびちゃびちゃに濡らして拭く場合もありますが、基本的にはクロスは固く絞って使う方が、拭いた跡が残らずきれいに仕上がります。

拭き上げたところには出来れば足跡をつけたくないので、部屋のスミから入り口へと向かって拭いていきます。

②続いて、から拭きです。よく乾いたクロスで、水拭きと逆に、入り口からスミへ向かって拭き上げます。から拭きしてツルツルになると汚れがつきにくくなっていますので、スリッパなどで上がっても大丈夫です。

わが家の場合はリビング14帖を水拭き1回・から拭き1回で約20分でした。体重50kgだと70kcal消費出来ましたね!

初めて床の水拭きをしたときは太ももの筋肉がプルプル震えて、本当に生まれたての仔鹿のようになりました。その分、鍛えられているんでしょうけど、急に家全部を水拭き……というのは身体の負担も大きいですので、一部屋ずつローテーションしたり、家族に運動不足解消を呼びかけて、みんなで一斉にやるのも楽しいかもしれませんね。

Written by
きたやましんご
きたやましんご